- Option Explicit ってどんなもの?
Option Explicit
を書くと、変数宣言を強制することができます。
つまり、Dim
などで宣言した変数名以外はモジュール内で使えなくなるので、次のようなエラーが避けられます。
- 変数のスペルミスによるエラー
- 未宣言の変数を使うことによるエラー
VBAでは必須のコードなので、ぜひマスターしておきましょう。
Option Explicit で予期せぬエラーを回避!
VBAではOption Explicit
の理解は必須です。
前述の通り、これを追加しておくだけで余計なエラーが避けられるためです。
それでは、詳細を解説していきます。
使用方法
モジュールの先頭にOption Explicit
を追加するだけです。
Option Explicit
Sub Example()
Dim myVar As Integer
myVar = 10
' myVer = 20 ' これはエラーになります(スペルミス)
Debug.Print myVar
End Sub
myVar
は宣言されていますが、myVer
は宣言されていません。
そのため、この宣言されていない変数はコンパイルエラーという扱いになり、指摘してくれるようになります。
スペルミスでは、使えると思っていた変数が使えなかった状態になるので、これをあらかじめ知ることができるのは開発にとても便利です。
仮に Option Explicit を使わない場合の挙動
Option Explicit
を使わないと、以下のような挙動になります。
- 変数宣言をしなくとも変数が使える
- 自動的に未宣言の変数を
Variant
型として扱う
つまり、Option Explicit
を使用することでより堅牢で保守しやすいコードが書けるようになります。
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