- SMARTCOBY SLIMってどう?
- 5,000mAhのうち、これを選ぶ理由は?
- ベストな利用シーンは?
このような疑問に答えます。
このモバイルバッテリー、5,000mAhと比較的少なめの容量です。
そしてこの容量としてはちょっと高めの3,500円という価格なので、本当にそれだけの価値があるか疑問に思っている方も多いはず。
僕も買う前は「やっぱりちょっと高いかな…」と思って躊躇したのですが、思い切って使い始めてみると「ちょうど良いサイズ感」と「高い質感」から、決して高い買い物ではなかったと感じました。
たしかに、一日に何度も充電するなどのヘビーユースには耐えられない。そして、質感など重視しない方にとっては高い買い物と感じる方はいると思います。
この辺に関しても、僕の実際の利用シーンをご紹介しながらお伝えできればと思います。
CIO SMARTCOBY SLIM 20Wの概要
SMARTCOBY SLIM のスペックは次のとおりです。
バッテリー容量 | 5,000mAh |
サイズ | 約88mm × 60.8mm × 12.1mm |
重量 | 約108g |
ポート | USB-Cポート × 2 |
充電出力 | 単ポート使用時: 最大20W 2ポート同時使用時: 合計最大15W |
ポイントをあげつつ、詳しく解説します。
クレジットカード並みのコンパクトサイズ
サイズはクレジットカードとほぼ同じです。
厚みは12mmと、こちらも薄い部類に入ると思います。
総じて、とてもコンパクトなサイズ感です。
USB-Cポートは2ポート搭載
いま主流の USB-C ポートが2つ搭載されています。
これにより、モバイルバッテリー本体とスマホを同時充電する「パススルー充電」ができます。
1つのコンセントでスマホとモバイルバッテリーの両方を充電できるので、旅行先などでコンセントが限られている場合に便利です。
- 充電器が1つで済む
- 夜に充電しておけば翌朝スマホもモバイルバッテリーもフル充電になってる
旅行先だけでなく、日常的に使える機能です。
また、スマホとイヤフォンなど同時に充電することもできます。
ただし2デバイスを同時充電する場合には出力が15Wに落ちるので、急速充電したい場合には1台ずつ充電する必要はあります。
ちなみに、個人的にはこの2デバイス同時充電は使ってません。
ケーブルをもう一本持ち歩く必要がありますし、なにより出力を落としてまで同時充電したいという場面がないからです。
1デバイスずつ高速充電していくのがベストな運用だと思ってます。
容量は5,000mAh
最近のスマートフォン本体のバッテリー容量は5,000mAh程度が多いです。
つまり、スマホを1回フル充電できる容量となります。
メーカー公表の機種ごとの充電可能回数を示すと以下の通り。
機種 | 充電できる回数 |
---|---|
iPhone13 mini | 1.2回 |
iPhone15 | 0.9回 |
Galaxy S23 | 0.8回 |
一日あたり1回の充電で事足りるのであれば SMARTCOBY SLIM で十分。逆に一日に2回以上充電するなら、もっと大容量のものを選ぶべきです。
「デジタル残量表示」でいつでも正確な残量がわかる
1%単位でバッテリー残量が表示される画面がついています。
容量は5,000mAhなので、ある意味では必要最低限しか積まれていません。
お出かけ前に「あれ、ちゃんと充電残ってるよね?」と不安になった場合にも残量を正確に確認できるのは安心材料になります。
普段からパススルー充電していればバッテリー切れを心配することもないですが、出先などで残量が気になるケースもたまにあるので機能としてはありがたい。
スペックと実用性に関する感想
ここからはのスペックや実用性について僕が感じたことをお伝えしていきます。
本当に5,000mAhで十分?
結論、5,000mAhで十分でした。
僕の場合、外出中にスマホを使うのは通勤時間とお昼休憩を合わせて3〜4時間程度です。
- 通勤(往復):2〜3時間
- お昼休憩:1時間
その間はYouTubeやAmazonビデオをかけっぱなしにしているので、バッテリー消費はかなり激しい方だと思います。
実際、夕方あたりには電池ぎれ寸前なこともしばしば。
帰りの電車の中で充電しながら動画を見ているのですが、帰宅時にはバッテリー100%に戻っています。
なので、僕の用途で使っても5,000mAhでも十分に役割を果たしてくれています。
なので外出先でこれの倍以上動画視聴をするような方だと、5,000mAhでは厳しくなってくるかなという印象です。
「充電しながら操作」がしやすい!
「スマホを充電しながら操作する」前提で作られているのが良いです。
- スマホよりもバッテリー本体が小さい
- 重すぎず、軽すぎない
- 表面が滑りにくい
例えば大きすぎたり重すぎたりすると、バッテリーを持っている手が辛くなってくる。
それに表面がツルツルしていると、スマホとバッテリーをガシッと挟んでいないと安定しません。
その点、モバイルバッテリー本体が滑りにくいことは重要です。
これら全てを満たすモバイルバッテリーはあまりない一方、SMARTCOBY SLIM は珍しく全要素を満たしています。
モバイルバッテリーを使う場合は「充電しながら操作したい」という場合がほとんどだと思うので、この辺りの配慮はありがたいと思ってます。
余談ですが、重ねて使う場合には短めのケーブルを使うと良いです。
実はCIOでは絡まりにくく重ね使いしやすい短めケーブルが用意されていて、これがまた良いのでおすすめしておきます。
やっぱり便利なパススルー充電
毎日だと気になるのが「充電の手間」ですよね。
確かにモバイルバッテリーとスマホを別々に充電するなら、充電するのが億劫になっていきます。
でも「パススルー充電」を使えば、一つのコンセントからスマホとモバイルバッテリーを同時充電できるので、手間は相当減ります。
朝には両方ともフル充電になっているのが嬉しい。
僕がモバイルバッテリーを選ぶときにはこの「パススルー充電ができるかどうか」は重視していて、これがない場合には選択肢から外すことが多いです。
というのも、旅行や出張などでこれがあるのとないのとでは大違いだからです。
出先だとモノを減らした方が身軽に動き回れるので、充電器が一つ不要になるメリットは想像以上に大きいと思います。
特に海外旅行では「充電器が一つ減る」ことが大きなメリットになります。
このモバイルバッテリーをおすすめできない人
これまで絶賛してきましたが、万人におすすめできるわけではありません。
例えば、次の方は別のモバイルバッテリーを検討した方が良いと思います。
- とにかく大容量のバッテリーが欲しい
- ノートパソコン用として使いたい
- 無線充電がしたい
それぞれ解説します。
とにかく大容量のバッテリーが欲しい
例えば次の方は大容量バッテリーが向いています。
- こまめな充電が面倒だ
- バッテリー消費が激しいアプリを多用する
- 非常災害の備えに大容量のものがほしい
このような場合には5,000mAhでは足りないので、もっと大容量のものを検討するのが吉です。
ノートパソコン用として使いたい
ノートパソコンの充電には20Wだと出力不足であることが多いです。
最低限必要な出力をまとめると、次のとおり。
機種名 | 必要な出力 |
---|---|
MacBook Air | 30W |
MacBook Pro | 61W〜96W |
一般的なWindowsノートPC | 45W〜65W程度 |
スマホやイヤフォンなどの充電向けのモバイルバッテリーだと割り切った方が良いです。
ノートパソコン用の充電をお考えであれば、対応のものを検討してみてください。
無線充電がしたい
無線充電には対応していないので、MagSafeやQiなどが欲しい方は別を検討しましょう。
例えば Anker などはマグネットでぺたっとくっつくモバイルバッテリーがありますので、そちらを検討しましょう。
ケーブル不要なので、そちらが圧倒的に便利です。
» 参考:Amazon で Magsafe 対応のモバイルバッテリーを調べる
ちなみに僕は無線充電ができないiPhone SEを使っているので、気になりませんでした。
5,000mAhのモバイルバッテリーの中からあえて SMARTCOBY SLIM を選ぶ理由
僕が感じる SMARTCOBY SLIM の魅力は次のとおりです。
- 高級感があり気分が上がる
- 大きさ・重さがちょうど良い
- 充電スピードも十分
値段だけで見れば、もっと安いモバイルバッテリーはたくさんあります。
でも細部の作り込みや配慮を考えるとこのモバイルバッテリーにしかない魅力が詰まっていると感じています。
高級感があり気分が上がる
まず手に持った時の感触・重量が最高。
軽すぎると高級感がなくなり、逆に重すぎると手で持つのがつらくなってくる。
このどちらにも寄らずに、程よい重量感に仕上がっていると感じます。
そして、表面には一眼レフカメラのようなシボ加工がされています。
一般的なモバイルバッテリーってツルッとした素材が多いので、使えば使うほど傷だらけになってしまうのですよね。
一方で SMARTCOBY SLIM ならシボ加工によって、小傷がついてもほとんど目立ちません。
絶妙な重量感・表面加工により、ずっと使っていたくなるような高級感が醸し出されています。
手に持ったときにテンションが上がるものだと、毎日使うのが楽しくなります。
大きさ・重さがちょうど良い
スマホを充電しながら操作するのにちょうど良い大きさ・重さです。
重ねたときにモバイルバッテリーがはみ出したりせず、手の中でしっかりグリップされます。
この辺のバランスが悪いと、充電中の操作が本当にストレスになります。
さすが、かなり考え抜かれていると感じました。
「高級感」とあわせて、この「細やかな配慮」も価格以上の価値があると思った理由の一つです。
充電スピードも十分
パワーデリバリー対応で、充電スピードも十分です。
これまで充電していて「遅いな」と思ったことはなく、実用的に十分な速度だと思っています。
※ 後日、充電スピードを計測の上公表する予定です。
まとめ
CIO のモバイルバッテリー SMARTCOBY SLIM をご紹介してきました。
- 容量は普段使いに困らない5,000mAh
- 質感もよく持っていてテンションUP
- 充電しながら操作しやすい
- 急速充電にも対応
できるだけ持ち物をスッキリさせたいという方には、ベストなモバイルバッテリーだと思います。
他にもモバイルバッテリーを持ってはいますが、ついつい SMARTCOBY SLIM を手に取ってしまう。細かいところまで気配りがされているからでしょうか。
不思議な魅力のあるモバイルバッテリーだと思っています。
モバイルバッテリーを探している方は、ぜひ試していただきたいです。
コメント