【SQL】UPDATE で既存のレコードを更新しよう！

このような方に向けて書きました。

すでにあるテーブルのレコードを書き換えるクエリがUPDATEです。

分量としてはあまり多くないので、ざっと全体像を俯瞰してマスターしていきましょう。

UPDATE 文の基本

既存のレコードの値を変更するために使われるのがUPDATEです。

構文は以下の通り。

UPDATE table_name
SET column1 = value1, column2 = value2, ...
WHERE condition;

各要素の意味をまとめると以下の通りです。

最後のWHERE句を指定しないと、テーブル内の全行が更新されるので注意してください。

また、一度UPDATEすると元に戻せないので、更新前にバックアップをとりましょう。

UPDATE の具体例

ここからは実際のクエリ例を示しながら、UPDATEの挙動を確認していきましょう。

単一の列を更新する場合

特定の列だけを更新したい場合には、以下のクエリを実行します。

UPDATE employees
SET salary = 50000
WHERE employee_id = 1;

employeesテーブルのemployee_id=1のフィールドを取得して、salary列の値を50000に変更します。

複数の列を更新する場合

複数列を更新する場合には、,区切りで列と値の組み合わせを列挙していきます。

UPDATE employees
SET salary = 50000, job_title = 'Senior Developer'
WHERE employee_id = 1;

employeesテーブルのemployee_id=1のフィールドを取得して、salary列とjob_titleの値を書き換えます。

全行を更新する場合

全行を更新するには、WHEREを省略します。

UPDATE employees
SET salary = salary * 1.1;

上記の例では、salaryカラムの全行を10%分増やします。